オリックス・吉田正 お目覚め74打席ぶり一発 対外試合23試合目で今季初アーチ

[ 2020年6月11日 05:30 ]

練習試合   オリックス7-5ソフトバンク ( 2020年6月10日    ペイペイドーム )

練習試合<ソ・オ>3回1死二塁、右越えに2ランを放つ吉田正(投手・石川)(撮影・岡田 丈靖)
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 待望の快音だった。オリックス・吉田正が2月21日の紅白戦以来となる27試合74打席ぶりの一発。対外試合ではオープン戦出場12試合に練習試合を含めた23試合目で、ようやく生まれた今季初アーチだった。

 「しっかり真っすぐを弾ける準備をして、1球で仕留められて良かった。(本塁打は)意識していなかったですね、内容重視で。納得のいくスイングで、内容と結果がついてきてくれればいいです」

 圧巻のフルスイングを見せつけて、開幕へ万全仕上げを強調した。3回1死二塁の第2打席。1ボールからの2球目、石川の外角直球を思い切り引っ張り右翼スタンドへ放り込んだ。頭上を越された上林が一歩も動けない衝撃弾だった。西村監督からは「状態は悪くはなかったですけどね、やっぱり(吉田正が)打つとチームも盛り上がる」と打棒に期待を寄せられた。

 とはいえ、主砲は足もとを見つめることも忘れない。「波は絶対にあるので、良い時を長く、悪い時を短くする。それが数字につながると思うので」。19日の開幕を待つだけだ。(湯澤 涼)

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2020年6月11日のニュース