楽天・松井 先発へ変身のフォーク!球種増やして長い回対応

[ 2020年2月16日 05:30 ]

練習試合   楽天3―1ヤクルト ( 2020年2月16日    金武 )

<楽・ヤ>先発する楽天・松井裕 (撮影・白鳥 佳樹)
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 先発に再転向する楽天・松井にとって、西浦への配球はモデルチェンジを象徴していた。2回1死走者なし。初球のカーブはボールも、直球を2球続けて1―2と追い込む。ウイニングショットは習得中のフォークを選択。ストライクゾーンから外角低めに沈む完璧な軌道で空振り三振を奪い「あの球は良かった」とうなずいた。

 先発は長い回を投げるため、同じ打者と何度も対戦する。球種を増やして投球の幅を広げることが不可欠で「打者の選択肢を狭めないように、いろいろな球を投げることになる」。セーブ王を獲得した昨季は直球にカットボール、チェンジアップを織り交ぜるスタイル。今季からカーブや曲がり幅の大きなスライダー、新球のフォークも取り入れ、昨季の倍の球種で打者を打ち取る青写真を描く。

 球を受けた岡島は「三振を取ったフォークは、途中まで真っすぐの軌道。このままいけば試合で使える球になると思う」と太鼓判。松井も「直球がもっと良くなれば打者も振ってくれると思う」と手応えを感じていた。 (重光 晋太郎)

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2020年2月16日のニュース