巨人・岡本　初対外試合でチーム初得点呼んだ！体重制限でおかき断っても粘り健在

練習試合   巨人5―2韓国・サムスン （ 2020年2月15日    沖縄セルラー ）

＜巨人・サムスン＞初回2死二塁　張智訓から先制の左前適時打を放つ岡本（撮影・久冨木　修）
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　餅米のおかきは断っても「粘り」は健在。巨人の岡本が下半身をこらえ、今季初の対外試合でチーム初得点を挙げた。4番のバットで今季の巨人が幕を開けた。

　「しっかりとスイングできたと思います。沖縄に来て、初打席で打ててよかった」

　沖縄2次キャンプ初日に組まれた韓国・サムスンとの練習試合。初回2死二塁から3球連続で緩いカーブを投じられたが、崩れない。120キロにしっかりと下半身の粘りを利かせ、左前に運んだ。対外試合の初打席で先制適時打。紅白戦を含めると、自身実戦4試合目での今季初打点だ。

　試合前練習後の休憩中に「バリうまいんすよ」と話していたのが、地元・奈良で作られている「高山かきもち」。上質な餅米を使用した、上品で甘いおかきだ。この日の朝、自身がテレビ番組で紹介したことがきっかけで会話に上った。幼少期から慣れ親しんだ大好物だが、昨年から体重制限のため封印している。

　「お菓子が太る原因。ジュースもやめた」と断った。105キロだった体重を、今オフ中に100キロまで減量してキャンプイン。週3回の筋力トレーニングも加え、質の良い筋肉をつくり上げた。原監督も「期待している人たちが、期待通りの内容を出してくれている」と言う順調な調整ぶりを見せている。

　試合前には、ロングティーでしっかりと右足に体重を乗せることを確認して臨んだ。「まだまだなので、頑張ります」。オープン戦開幕となる、きょう16日のDeNA戦も「4番・三塁」で出場を予定している。　（神田　佑）