JFE東日本で都市対抗V 元DeNA・須田ベストナイン 社会人野球表彰

[ 2019年12月5日 05:30 ]

JFE・須田
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 2019年度社会人野球表彰(主催・日本野球連盟、共催・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社、協賛・シチズン時計)のベストナイン部門が4日、別表の通り発表された。元DeNAで今年から古巣のJFE東日本に復帰し、今夏の都市対抗では初優勝に貢献して橋戸賞を獲得した須田幸太投手(33)らの受賞が決まった。11日に都内で表彰式が行われる。 

 <投手>須田(JFE東日本)と岡野(東芝、中日ドラフト3位)が争った。須田は年間最多7勝、都市対抗では全5試合で救援して橋戸賞を受賞。岡野は年間防御率0・87で年間6勝を挙げた。甲乙つけ難かったが、須田が選出された。

 <捕手>片葺(かたぶき=日本製鉄鹿島)と古川(日本生命)の評価が高かった。鋭い観察眼で配球に工夫が見られ、捕手部門では唯一3割台となる打率・393をマークした片葺が選ばれた。

 <一塁手>年間首位打者の広本(日本生命)と年間最多6本塁打、20打点を挙げた沓掛(くつかけ=トヨタ自動車)の争い。沓掛はマークが厳しい4番打者で勝負強さを発揮し、都市対抗準優勝に貢献。打撃力が評価され、選出された。

 <二塁手>年間最多タイ8盗塁の多田(日本生命)や出場4大会で13打点を挙げた浦部(日本通運)を評価する声が上がった。一方で峯本(JFE東日本)は新人ながら正二塁手で都市対抗初制覇に貢献。同大会打率・412で若獅子賞を獲得した活躍を評価し、峯本に決まった。

 <三塁手>原田(日本生命)が文句なしで2年連続(昨年は二塁手)の選出。年間最多の27安打、最多タイの8盗塁に加え、出場5大会中、都市対抗と日本選手権含む4大会で3割以上の高打率をマークしたことも高く評価された。

 <遊撃手>ポジションの特性上、失策数の少なさを重視。さらに打撃の貢献度を総合的に比較し、諸見里(日本通運)が選ばれた。年間16試合で失策はわずか1。ベーブルース杯では首位打者を獲得するなど出場全5大会で3割以上を記録し、9打点を挙げた打力も決め手となった。

 <外野手>新人ながら攻撃的2番として都市対抗初優勝に貢献した今川(JFE東日本)が文句なしで選出。都市対抗と日本選手権で4割台を記録した古川(大阪ガス)、年間最多タイとなる8盗塁の俊足と12四死球を選んだ茶谷(鷺宮製作所)を選んだ。

 <指名打者>内藤(JFE東日本)は年間打率・373。都市対抗では「1番・DH」で起用され、打率・350とけん引して初優勝に貢献したことが評価された。

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