阪神・梅野「梅ウォール」進化へ新プロテクター!従来の凸凹型から1枚型に

[ 2019年12月5日 05:30 ]

SKプロスタッフ会議に参加し、来春キャンプで試す予定のプロテクターとミットを手にする梅野(撮影・奥 調)
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 阪神・梅野隆太郎捕手(26)が4日、西勇輝投手(29)とともに大阪市内のホテルでアドバイザリー契約を結ぶSSK社のスタッフ会議に出席し、新プロテクターで来季に臨む考えを明かした。

 「ワンバウンドでも弾かないように。ブロッキング面でも厚みが増して。厚みがある分、どうかなというのを(春季キャンプで)試そうかなと。それで良かったら使うと思う」

 “新相棒”は「1枚型」と呼ばれるプロの捕手では主流になりつつあるタイプで、体を覆う素材が一枚の面になっており、ワンバウンドなどを体の前など近い範囲で落としやすいのが特徴だ。今季まで使用していた「ブロック型」は凹凸がありフィット面に優れる一方、ボールを横に弾く危険性もあった。

 元々、ボールを後ろにそらさない球界屈指のブロッキング能力の持ち主で「梅ちゃんウォール」とも称される。バント処理や振り逃げ阻止で存分に力を発揮し、捕手としてプロ野球新記録の123補殺を達成した。

 「ワンバウンドからのセカンドスロー、ファーストスローでは、なるべく自分の(体の近い)範囲内で落とすことも大事。自分の技術では補えないところを(SSKに)改良してもらって助けてもらってる。プレーで返せるようにしたい」。3年連続のゴールデングラブ賞へ進化を止めない。(遠藤 礼)

 ○…梅野は新たに巨人・坂本勇モデルの34インチのバットを開幕から常備することも決めた。主に使用するのは同モデルの33・5インチで、今季途中から34インチも導入。「ちょっとインチを上げるだけでヘッドの重みを感じられる。ヘッドを走らせたいなという時に練習で使ってみたり。バッティングでも常に上を目指してやっていかないといけないので」。坂本勇モデルの“二刀流”でキャリアハイ更新を期した。

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2019年12月5日のニュース