“最後のPL戦士”オリ中川、4倍UP更改 来季は三塁「勝ち獲りたい」

[ 2019年12月5日 05:30 ]

契約更改したオリックスの中川
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 PL学園出身で“最後のPL戦士”とも言われるオリックス・中川が4日、大阪市舞洲の球団施設で2100万円増の年俸2800万円で初の契約更改を終えた。4試合で4番を任されるなど111試合で打率・288、3本塁打、32打点。交流戦では新人初の首位打者にも輝いた。700万円からの4倍増に「あまり物欲がないので…貯金です」と初々しく笑った後、来季の話題になると表情を引き締めた。

 今季は右翼49試合、一塁41試合、三塁33試合など守備位置が流動的で、既に西村監督からは「来年はサードで」と言い渡された。「送球も捕球もごまかしがきかない。たくさんライバルはいるが、勝ち獲りたい」。西野や宗に加え、場合によっては安達の参戦もある激戦区で生き残る決意を見せた。

 「走攻守、全てにおいて調子の波が夏場にあった。いかに落とさずにできるか。見えないミスはやってはいけない」。オフは舞洲を中心に単独での自主トレを予定し、三塁のレギュラー奪取へ自分と向き合う冬になりそうだ。(鶴崎 唯史)

 B…竹安は完封を含む3勝を挙げて、倍増の1800万円で更改した。FA移籍した西の人的補償として阪神から加入。「シーズンの最初と最後はケガをしたので悔しい」と納得はせず、来季は今季の倍となる20試合登板に意欲を見せた。11月末に右肘尺骨神経前方移行術を受けて約1カ月はノースローでも、「手のひらや指にしびれがあった。手術で来年の不安は少なくなりました」とスッキリした表情だった。

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2019年12月5日のニュース