駒大苫小牧、冷や汗サヨナラ 監督の「一喝」直後に劇打

[ 2019年6月30日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 南北海道大会室蘭地区代表決定戦   駒大苫小牧6―5苫小牧中央 ( 2019年6月29日    とましん )

駒大苫小牧ナインはサヨナラ勝ちに歓喜
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 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)は29日、4大会で60試合が行われた。南北北海道大会では地区代表決定戦が始まり11校が地区大会を突破。駒大苫小牧は苫小牧中央の粘りに苦しみながら、サヨナラ勝ちを収めた。

 春の北海道王者・駒大苫小牧が、16校が進む南北海道大会への切符を何とかつかんだ。序盤のリードを中盤以降で失う展開は、札幌大谷に敗れてセンバツへの道を断たれた昨秋北海道大会準決勝と重なり、佐々木孝介監督は9回の攻撃前に「大谷戦と一緒じゃないか!」と一喝。1死二塁から各務の中前サヨナラ打が飛び出した。

 苫小牧中央の根本は白老白翔中時代に全国中学大会で完全試合を達成して優勝。日本代表U15にも選ばれた2年生左腕に、春は3―2と苦戦した。佐々木監督が夏を前に「根本対策だと選手には言わずに」呼んだのが、OBの苫小牧駒大・伊藤大海。2年連続で侍ジャパン大学代表に選ばれた剛腕を相手に打撃を磨いた。各務は春の不振で背番号が8から18へと変わった。意地を見せたヒーローは「南大会も、どんな接戦でも気持ちを強く持って勝つ」と誓った。

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2019年6月30日のニュース