ソフトB・高橋純、4年目待望プロ初勝利 15年ドラ1が逆転呼ぶ好救援

[ 2019年6月30日 05:30 ]

セ・リーグ   ソフトバンク5ー4日本ハム ( 2019年6月29日    札幌D )

プロ初勝利をあげた高橋純(左)はウイニングボールを手に工藤監督と笑顔(撮影・高橋茂夫)
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 ソフトバンクの15年ドラフト1位右腕、高橋純がプロ初勝利を挙げた。「こういう試合で(初勝利を)プレゼントしてもらって自信にもモチベーションにもなる」と笑顔がはじけた。

 3―4の7回1死一、三塁で登板し、大田を遊ゴロ併殺に仕留めると、8回も2死二、三塁とされたが、「ギアを上げるイメージで投げた」と中島をフォークで空振り三振。逆転を呼び込んだ。

 昨年は1軍登板なし。フォームを4度も変えた。久保2軍投手コーチと見つけた右膝が曲がる弱点を、ギプスで矯正。オフにはプエルトリコで武者修行し「今まで一線を引いてたけど、もっとチームの輪に入らないと」とウオーミングアップではボケ役を買って出たり精神的にも成長した。今季は12試合でわずか2失点と安定感が光る。

 3球団競合の末、高橋純を引き当てたのはドラフト会議初参加だった工藤監督。“一番弟子”の初白星に「今まで1軍で出せなかったものが出せている」と目を細めた。

 ◆高橋 純平(たかはし・じゅんぺい)1997年(平9)5月8日生まれ、岐阜県出身の22歳。県岐阜商では3年春に甲子園出場し、8強入りに貢献した。3年夏は左太腿肉離れの影響で甲子園出場を逃すも、同年夏のU18W杯で準優勝。15年ドラフトでは3球団競合の末、ソフトバンクに1位入団。1メートル83、85キロ。右投げ右打ち。

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2019年6月30日のニュース