西武・松本航、甲子園で雪辱白星 OP戦の悪夢振り払った

[ 2019年6月24日 05:30 ]

交流戦   西武7―3阪神 ( 2019年6月23日    甲子園 )

力投する松本航 (撮影・成瀬 徹)
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 西武のルーキー右腕・松本航が地元の兵庫で雪辱を果たした。5回1失点の好投で3勝目。初回2死から先制を許したが、2回以降は「自分の投球ができた。何とか粘って投げられた」と無失点に抑えた。打席では5回に勝ち越し点につながる送りバントも決めた。

 同じ甲子園で3月17日、阪神とのオープン戦で2回途中7失点KO。幼い頃は虎党の祖父・正敏さんの影響でなじみ深かったチームに大敗し「地元で打たれて悔しさがあった。リベンジの気持ちで臨めた」。前回登板からの調整で見直した緩急が光った。5回2死二塁では大山を内角高めの直球でファウルさせた後、緩いスライダーで中飛に仕留めた。

 辻監督は「打者に向かう気持ちは出ていた」と評価した。チームは3年連続の交流戦勝ち越しとなり、1日以来のリーグ3位に浮上。ドラフト1位右腕は5回106球での降板に「もう少し投げられるようにしたい」と、さらなる成長を自らに課した。 (武本 万里絵)

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2019年6月24日のニュース