ロッテ・ドラ3小島“誤名返上”好投 “本家”ばりキレ味「オジマだよっ!」

[ 2019年3月7日 05:43 ]

オープン戦   ロッテ10―7日本ハム ( 2019年3月6日    鎌ケ谷 )

4回から登板し、3回無失点の好投を見せた小島 (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 オジマだよっ!の好投だ。ロッテのドラフト3位・小島和哉投手(22=早大)が6日、日本ハム戦でオープン戦初登板。2番手で3回を2安打1失点、毎回の4三振を奪った。登場の際には場内アナウンスで「コジマ」と間違えられるハプニング。開幕ローテーション入りに前進した新人左腕は、その投球とともに「オジマ」の読み方も全国のファンにアピールする。

 もはや持ちネタ。試合後、小島はテレビカメラに向かって「オジマだよっ!」と全力でツッコミを入れた。これまで間違えられ続けてきたという自身の名字の読み方。オープン戦初登板でも思わぬ悲劇に見舞われた。

 「ピッチャー涌井に代わりまして“コジマ”」――。4回、2番手としてマウンドに上がる際の場内アナウンス。本人は「ホントっすか?緊張して分からなかった」と振り返ったが、ハプニングを吹き飛ばす好投だった。

 「初球からどんどんストライクが取れた。空振りも奪えたし、自信につなげたい」

 4、5回は無失点。6回に大田に一発を浴びるも、1死後には代打・森山、中島を連続で3球三振に仕留めた。直球は最速143キロ。同じ左腕である元巨人・杉内(現巨人ファーム投手コーチ)や、早大の先輩であるソフトバンク・和田を手本に「7〜8割のイメージで投げて力勝負にいかない」と、ゆったりとしたフォームながら打者の手元で伸びる。井口監督も「真っすぐが切れていた」と高評価。開幕ローテーション入りへ「可能性は残っている。最後までアピールしてほしい」と期待を寄せた。

 小島和哉。「コジマだよっ!」のネタを持つお笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉とは「お」と「こ」が違うだけで名前の「かずや」まで一緒だ。児嶋からはテレビ番組を通じ「オジマだよっ!」の突っ込み芸も伝授されていた。球団も「オジマだよっ!」Tシャツの発売を検討している。浦和学院で13年春の甲子園優勝投手。早大では東京六大学リーグ通算22勝を挙げた。アマでは実績十分だが「アナウンスを間違えられたらヤバい。まだアピールが足りないですね」と苦笑いだ。

 5回終了時に日本ハム球団関係者からアナウンス室に指摘が入り、ウグイス嬢は「ミスです。すみません」。降板の際のアナウンスは「オジマ」と訂正してもらった。次回登板は先発で4〜5イニングを投げる予定。これからはプロの世界で、「オジマ」の名前を存分に売りまくる。 (鈴木 勝巳)

 ▼アンジャッシュ児嶋一哉 「おじまだよ!」と突っ込むようにしてください。コツはとにかく全力で大声で言ってください。活躍を期待しております。いつか「こじまだよ!」「おじまだよ!」の共演を楽しみにしてます!

続きを表示

2019年3月7日のニュース