楽天・岸が開幕投手 則本コンディション不良で移籍後初の大役

[ 2019年3月7日 05:33 ]

ブルペンで投球練習を行う楽天・岸
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 楽天の岸孝之投手(34)が、シーズン初戦となる29日のロッテ戦(ZOZOマリン)で開幕投手を務めることが6日、分かった。当初は則本昂に開幕戦を託す方針だったが、コンディション不良のために再検討。岸は開幕2カード目の本拠地初戦を予定されていたが、西武時代の14年以来3度目、移籍後では初の大役を担うことになった。

 関係者によると、岸が開幕投手を正式に通達されたのは2月末の台湾遠征後だった。平石監督は開幕投手について「則本か岸しかいない」と話していたが、則本昂が首の寝違えが原因で2月23日の巨人戦の登板を回避。台湾遠征のメンバーからも外れた。現在はコンディションの回復を待ちながら2軍で別メニュー調整を続けているが、実戦復帰の時期などは不透明だ。

 岸は登板日が前倒しになり、8日の阪神戦(倉敷)で先発することが決定。今季2度目の実戦に向け、倉敷マスカットスタジアムのブルペンで投球練習を行い「次は球数を投げたい。70球ぐらいを目指す」と語った。実戦初登板となった2月28日の台湾・ラミゴとの親善試合(台北)では3回を2安打無失点。「調子や状態は実戦の中で上がってくるもの」と話していたが、今後は3度の登板を経て開幕を迎える。

 移籍1年目の17年は開幕投手に内定していたが、直前にインフルエンザに感染して回避した過去がある。「風邪をひかないように気をつけます」と岸。昨季、最優秀防御率のタイトルを手にした右腕は万全の状態で「平成最後の開幕戦」に臨む。

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2019年3月7日のニュース