ソフトB・柳田 目標の100打点到達に興奮「もう一生打てないと思ってたんで」

[ 2018年10月2日 22:05 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―2ロッテ ( 2018年10月2日    ヤフオクD )

6回2死、右越えにソロを放った柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの4番・柳田が6回、2死走者なしで打席に入り、カウント0―1からの2球目をフルスイングすると打球はライトスタンドへ。これで今季100打点目。どうしても越えられなかった“100打点の壁”を越えることができた瞬間、バットを放り投げて雄叫びをあげた。

 ヒーローインタビューで柳田は「狙ってました」とキッパリ。打った瞬間は「詰まった」と感じたが「テラス(席)あたりには、いったなと思ったんで。いい感じで打てました」と語った。

 ダイヤモンドを回り、水上コーチが迎えると全力のハイタッチ。いつも以上に喜びを爆発させた。「興奮してましたね。本当に100打点目指してたんで」と、“100打点”への強いこだわりがあったことを告白した。

 15年と17年は“99打点”止まり。昨年は99打点を挙げた後の9月20日、日本ハム戦でスイング時に右脇腹を痛め途中交代。翌日全治3週間と診断され出場登録選手を抹消された。「もう一生打てないと思ってたんで。去年、すごい悔しい思いをね。今でも覚えてますし。ケガした時は」と、運命すら感じるようになっていた。今季も9月16日の西武戦、試合前練習でストレッチ中に、打球を左側頭部に受け、病院へ緊急搬送された。そのまま離脱すれば、またも99打点で終える可能性もあった。しかし、23日の日本ハム戦で復帰。137試合目にしてやっとつかんだ“100打点”に「こうやって無事、100打点を迎えてスゴい幸せです」と、喜びをかみしめた。

 ホームラン35本と100打点はどちらもキャリアハイ。打率も・354とリーグトップに立っており、入団8年目で初めての打率3割、30本塁打、100打点を確実に。奇しくも通算打点もちょうど「500」に乗せた。強力打線を引っ張る4番・柳田は、日本一を目指しさらに突き進む。

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2018年10月2日のニュース