ヤクルト小川監督 CS決めて次は「狙いは2位にある」

[ 2018年10月2日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト8―5巨人 ( 2018年10月1日    神宮 )

<ヤ・巨>4回無死、大引は2打席連発となる左越えソロを放つ (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 逆襲のシーズン。ヤクルトが3発を含む14安打8得点と自慢の猛打で、まずは3年ぶりのCS進出を決めた。

 リーグ優勝した15年以来3年ぶりのAクラスも、小川監督に満足感はない。「狙いは2位にある。本拠地で(ファーストステージを)できるのは大きな違いなので」とさらなる高みを見据えた。

 6番に座った大引が、勝負強さを見せた。2回無死一塁から先制2ランを放てば、4回無死では2打席連発となる左越えソロ。プロ12年目で初の1試合2発に「自分が一番ビックリしました」と照れた。経験豊富な34歳は「CSが懸かった中で打てて良かった。必ずこの地でCSを戦えるように頑張ります」と声高らかに誓った。

 昨季は球団ワーストの96敗を喫し最下位。借金51で優勝した広島とは44ゲーム差と屈辱にまみれた。あれから1年。チームは何が変わったのか。小川監督は「もちろんみんなが頑張ってくれた」とした上で「やはり青木の加入が非常に大きかった」と言った。大リーグから7年ぶりに復帰した36歳に若手が積極的に助言を求め、畠山らベテランもトレーニングや体の使い方などの話に耳を傾けた。その言動と行動が、チームに刺激を与えた。

 マルチ安打で7戦連続安打となった青木は、第一関門を突破し「とりあえずね。でも2位が欲しい」と語気を強めた。待ち望む2位の座は、2日のDeNA戦に引き分け以上で決まる。この勢いのまま突き進む。 (町田 利衣)

 《15年以来5度目》ヤクルトのCS進出が決定。15年以来5度目になるが、うち3度(11、12、18年)が小川政権下だ。また、2日のDeNA戦に勝つか引き分けでシーズン2位が確定する。

続きを表示

2018年10月2日のニュース