日本ハム クラウドファンディングで北海道の若手アスリート支援 第1弾は渡辺陽

[ 2018年7月22日 13:47 ]

 日本ハムは22日、スポーツコミュニティー活動の一環としてプロ野球チームとしては初となる次世代スポーツ人材育成型クラウドファンディング「ファイターズクラウドファンディング〜be Ambitious〜」を開始すると発表した。

 北海道出身または在住の満22歳以下のアスリートが対象で、第1号には札幌市出身の女子スキージャンプ・渡辺陽(みなみ、20)が選ばれた。プロジェクト名称は「女子ジャンプ もう一度飛びたい…2度の手術を経て、0からの再出発」。地域を盛り上げるプロジェクトに特化したクラウドファンディングネットワーク「FAAVO(ファーボ)北海道」のサイト上で申し込みを受け付け、支援金の募集期間は7月22日から8月31日の午後11時59分まで。目標金額は国内20大会に出場する遠征費用などにかかる112万円を目標金額とした。支援コースは3000円から5万円までの6コースで、金額に応じて日本ハム戦の観戦チケットや選手着用済みのサイン入りユニホームなどのリターンを受け取れる。

 札幌ドームで行われた会見に出席した日本ハムの稲葉篤紀スポーツコミュニティーオフィサーは「ファイターズだけでなく、ファンの方々と一緒にやっていくことで大きな支援になる。僕も現役時代にファンの声援がパワーになったので、クラウドファンディングを活用してファンの皆様のパワーをいただいて頑張ってもらいたい」と支援を呼びかけた。2度の前十字じん帯の手術を経て今年3月に競技復帰し、19年の海外大会参戦を目指す渡辺は「凄く光栄。ファイターズやファンの方々の応援を背に頑張っていきたい。自分が活躍することで次の人につながる。アスリートみんなで北海道を活気づけたい」と意気込みを示した。

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2018年7月22日のニュース