JR東日本19歳・太田龍 力投で4強貢献!チーム一の負けず嫌い、ピンチで併殺斬り

[ 2018年7月22日 13:33 ]

第89回都市対抗野球大会第10日・準々決勝   JR東日本(東京都)7―3JR西日本(広島市) ( 2018年7月22日    東京ドーム )

<JR東日本・JR西日本>JR東日本先発の太田(撮影・吉田 剛)
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 JR東日本の“原石”が好投した。鹿児島・れいめいから入社して2年目、19歳の右腕・太田龍が第1戦に続いての先発。前回は3回途中で降板したが、この日は5回2死まで力投。1メートル90、91の大型右腕で高校時代からプロ注目の存在だった。

 1回、2回と四球で走者を出し、堀井哲也監督も「いつ交代させようか」とマウンドに足を運んだが、ともに併殺で切り抜け何とか踏ん張った。

 都市対抗の東京予選。JR東日本は最後の第4代表決定戦に回るほどの苦戦。そこで堀井監督がナインを集め野球部の歴史、瀬戸際の立場などを話した。都市対抗連続出場が8年で途切れるのか。このとき「くそっ!」とナインの中で声を挙げたのが太田だった。「チームの中で一番の負けず嫌い」(松浦健介マネジャー)という男が奮い立った。明治安田生命との第4代表決定戦では7回からの3イニングを抑え、自己新のMAX153キロもマーク。東京ドームの道を切り開いた。

 この日のMAXは147キロ止まりだったが、まだまだ伸びしろは十分。勝ちは救援の板東に付いたが、しびれる準々決勝で5回途中まで零封しベスト4進出に貢献した。

 2回戦で好投した西田光汰投手とは同じ年のライバル。田嶋(オリックス)が抜けて不安視されたJR東日本の投手陣に次々若い力が登場している。

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2018年7月22日のニュース