巨人・岡本 目標「20発80打点」に上方修正 クリアならさらに…

[ 2018年7月16日 05:30 ]

巨人の岡本
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 プロ野球は16日からセ、パ両リーグとも後半戦が始まる。巨人の4番・岡本和真内野手(22)は15日、今季の目標を「20本塁打、80打点」に上方修正した。開幕前に立てた「10発、50打点」は前半戦にクリア。段階的に目標設定を更新していくことも明かした。首位・広島を6ゲーム差で追う2位から、大逆転Vの立役者になる。

 初出場した球宴から、一夜が明けた。岡本は熊本を出発し、敵地での阪神3連戦へ向けて大阪入り。夢舞台では終始笑顔だったが「身近な目標を設定して、徐々に更新できるようにしたい」と、後半戦モードに入った。

 今季は6番→5番→3番と打順を上げ、交流戦で第89代4番を襲名。目標数値も段階的に上方修正していくという。開幕前の「10本塁打、50打点」は、すでに16発、50打点でクリア。当面の目標を「20本塁打、80打点」とし、「打点はチャンスで打たないと挙げることができない。打点を多く稼げば貢献していける」と勝負強さに磨きをかける。

 今季の阪神戦は、12試合で打率・400、3本塁打と得意。ただ、前回5月25日からの甲子園3連戦で、チームは4年ぶりに同戦で同一カード3連敗を喫した。まずはその雪辱を果たす。球宴出場メンバー以外はこの日、ジャイアンツ球場で練習。高橋監督は岡本に「(4番は)自分でつかみ取ったものだから離さないようにしてほしい。後半も、前半と同じぐらい頑張るということが、主力としてやっていくための道」と期待した。

 計1本塁打だった過去3年間からは大きく飛躍した。高卒4年目までの「20発、80打点」達成は、球団では10年坂本勇や95、96年松井秀喜に続くスターへの登竜門だ。

 「後半戦は大事な試合ばかり。自分は(後半戦をレギュラーで戦うのは)初めて。優勝へ向け、より多く勝てるように貢献したい」。早くクリアし、次は「30発、100打点」に修正する。 (神田 佑)

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2018年7月16日のニュース