【西東京】早実、苦しみながらも今夏初戦突破 エース雪山が好救援、早稲田対決制す

[ 2018年7月15日 13:25 ]

第100回全国高校野球選手権西東京大会3回戦   早実11―3早大学院 ( 2018年7月15日    八王子 )

<早大学院・早実>早大学院に勝利し、捕手・長谷川(左)とタッチを交わす早実・雪山(撮影・吉田 剛)
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 シード校の早実が今夏初戦を苦しみながらも突破した。「疲れました。夏はこういう大会。とくに初戦はね」と和泉実監督は試合後、苦笑いで汗をぬぐった。ここまで2戦連続5回コールドと強打で勝ち上がってきた早大学院に、初回いきなり3点を先制された。打線も苦しめられたが、1点を追う8回2死無走者から4連打で逆転。9回にも2本塁打で6点を奪って突き放した。

 2回から緊急登板のエース雪山は2安打無失点の好救援。春先から大会直前まで故障などに苦しめられて本調子ではなかったが、先発した2年生右腕・伊藤を救う快投でチームを逆転勝利へと導き「打線を信じて投げることができた」と仲間に感謝した。早大学院とは胸にエンジで「WASEDA」のユニホームは、ぱっと見ただけで見分けはつかない。左袖のエンブレムなどわずかな違い。応援席も得点が入ればともに「紺碧の空」が鳴り響くなど同じ楽曲が流れたが「相手の応援歌も自分のモノにして投げた」と雪山は笑みをこぼした。(牧田 大一)

 ▼野村大樹主将(本塁打は不発で9回に1安打) チームが勝ってホッとしています。自分が打てなくても仲間がカバーしてくれた。感動した。

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2018年7月15日のニュース