【南神奈川】父は元ヤクルト 横浜 1年生度会 2安打でビュー「この程度で満足しては…」

[ 2018年7月15日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権南神奈川大会2回戦   横浜9―0逗子 ( 2018年7月14日    保土ヶ谷 )

<横浜・逗子>6回1死一、二塁、右前打を放つ横浜・度会(撮影・吉田 剛)
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 横浜の1年生・度会が夏の初戦で「2番・左翼」で先発出場。2安打でデビュー戦を飾り「緊張した。1年生でこういう舞台に出していただいて、とても光栄」と振り返った。

 ヤクルトで活躍した博文氏(46=球団職員)を父に持つ。東海大相模の同じ1年・西川とは佐倉シニアで主軸を組んだ間柄だ。本職は二塁だが、平田徹監督が「打撃の技術が天才的」と評価する打撃を生かすため、大会直前から外野練習も始めた。父には「いつも通りやれば大丈夫」とLINEで背中を押されて臨んだ。野球人生初の外野に不安はあったが「先輩たちが楽にやれとか優しく声を掛けてくれた」と感謝し、3回に二塁内野安打、6回にも右前打を放ち勝利に貢献した。

 「この程度で満足してはいけない。一つ一つのプレーで先輩に認めてもらえるように頑張りたい」と度会。家族で応援に駆け付けた博文氏は「外野はやったことがないからハラハラした。ここから頑張っていってほしい」とエールを送った。 (松井 いつき)

 ◆度会 隆輝(わたらい・りゅうき)2002年(平14)10月4日生まれ、千葉県出身の15歳。3歳から野球を始める。中学時代は佐倉シニアに所属し、U―15日本代表。家族は両親と兄。1メートル80、76キロ。右投げ左打ち。

 ○…プロ注目、横浜の4番・長南(ちょうなん)は6回にダメ押しの右越え3ランを放った。打線は逗子の内外野にわたる極端なシフトや、相手先発・滝居のスローカーブに苦しみ、5回まで2得点。それでも「崩されることなく、スローボールを狙っていた」と思い切り引っ張り、高校通算を22本塁打とした。視察したヤクルトの斉藤宜之スカウトは「しっかり振れるのが魅力」と評価した。

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2018年7月15日のニュース