【和歌山】「打倒・智弁和歌山」へ、市和歌山コールド快勝 安永主将「智弁倒して、甲子園に行く」

[ 2018年7月15日 16:27 ]

第100回全国高校野球選手権記念和歌山大会2回戦   市和歌山11―3神島(7回コールド) ( 2018年7月15日    紀三井寺 )

<市和歌山・神島>「打倒・智弁和歌山」での甲子園出場を誓った市和歌山・安永主将
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 「打倒・智弁和歌山」を掲げる市和歌山がコールド勝ちで初戦を突破した。

 2―2同点の3回表、9番打者・池田亘佑(3年)の一塁線突破の二塁打で勝ち越し。敵失で加点し、2死から4番・中村竜(3年)、安永樹生(3年)、米田航輝(2年)の3連打で大量5点をあげた。

 7回表には中村の中越え二塁打を足場に、池田のスクイズ、柑本高宏(3年)の適時打で4点。3投手の継投で7回コールドで試合を決めた。

 2年ぶりの夏の甲子園出場を狙う半田真一監督(37)は「強引にならず、センター返ししていこうと話していた。1、2番が機能せずしんどかったが、他の打者はよく相手投手に対応してくれていた」と話した。

 主将の安永は「初戦をコールドという形で勝てたというのが一番」とまずは勝利を喜んだ。「この日のために準備してきたが本番で出せた。日ごろの練習で自信があるので、同点に追いつかれても心に余裕があった」

 市和歌山は和歌山大会で優勝候補の大本命、智弁和歌山の対抗馬とされている。

 目標について安永は「甲子園に出て、そして勝つことです」と話し、「もちろん、智弁和歌山に勝って、甲子園に行きます」とはっきり話した。

 今春の和歌山大会決勝で対戦し4―5と接戦で敗れた。「確かに智弁和歌山の打者のスイングは速く、どんどん振ってくる。気後れと言うか、勝手にプレッシャーを感じてしまうと負ける。僕たちは一度互角に戦えたので、もうプレッシャーなく試合ができると思う」

 一昨年、安永は1年生当時、先輩たちが智弁和歌山を破り、甲子園に出場する姿を見ていた。今年は、組み合わせの関係で智弁和歌山との対戦は早くて準決勝。もちろん、勝つイメージはできあがっている。(内田 雅也)

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