【追球】西武 強打支える金子侑&外崎の足 盗塁警戒で直球系狙い

[ 2018年4月2日 11:10 ]

パ・リーグ   西武4―1日本ハム ( 2018年4月1日    札幌D )

<日・西>5回2死一塁、盗塁する金子侑(左)
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 試合を動かすすべが、西武にはある。15年以来3年ぶりの開幕3連勝。3連戦で35安打22得点の強打の裏に、足という武器がある。

 0―0の5回。左前打した先頭・外崎が、1―2からメヒアの空振り三振の間に二盗を決めた。2死二塁から金子侑が今季初安打となる中前適時打。すかさず次打者・秋山の2球目に二盗に成功し、四球と連打で3点を挙げた。「動かないとなかなか点は取れない。そうやって戦っていかないと。少しでも走者に(投手の)気が行けば」と辻監督。3月18日のオープン戦で5回1/3を1安打に抑えられた加藤を見事に攻略した。

 開幕戦で7連打が生まれた3回も、1死一塁から金子侑の二盗で外国人右腕ロドリゲスに重圧をかけた。足がある選手は試合序盤は「グリーンライト」で積極的に仕掛ける。一塁走者を置く場面では、打者に直球系が多くなる副産物もある。

 昨年、チームは2位に43個差のリーグ最多の129盗塁。「どんどん行くぞという気持ちを持っている」と3連戦で2盗塁しチーム最多の4得点だった金子侑。強打に隠れた武器で最高のスタートを切った。 (春川 英樹)

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2018年4月2日のニュース