明秀学園日立 鮮やか逆転勝ちで初出場初勝利 茨城県勢は春夏通算80勝

[ 2018年3月23日 17:55 ]

<瀬戸内・明秀日立>9回、同点の右前適時打を放ち、ガッツポーズする明秀日立・増田
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 過去最多タイの36校が参加する第90回選抜高校野球大会は23日、兵庫県の阪神甲子園球場で開幕して1回戦3試合が行われ、第3試合は初出場の明秀学園日立(茨城)と27年ぶり3回目出場の瀬戸内(広島)が対戦。昨秋の関東大会準優勝校・明秀学園日立が1点を追う9回に2点を取って4―3で逆転勝ちを収め、初出場初勝利を飾った。

 この勝利で茨城県勢は春夏通算80勝をマークした。瀬戸内は前回出場の1991年以来27年ぶりの勝利はならなかった。同校OBでプロ野球DeNA・細川成也外野手(19)を兄に持つエースの細川拓哉(3年)は「5番・投手」で先発。9回3失点で完投勝利を飾った。

 明秀学園日立は1点を追う9回、8番・有住と代打・佐伯の連打で無死一、三塁とし、続く1番・増田の右前打で3―3の同点。犠打で1死二、三塁としてから3番・池田がセンターへ犠牲フライを放ち、4―3と逆転。この1点が決勝点となった。

 瀬戸内は初回、2死二塁から門叶、浴本、大本が3連続四球を選んで押し出しで1点を先取。3回に追いつかれたが、その裏、2死一、三塁の場面でスタートを切った一走・門叶が一、二塁間に挟まれながら遊撃手の送球ミスで三走・東大翔が生還して勝ち越し。4回には2死二塁からこの日の開会式で選手宣誓を行った主将・新保の左中間二塁打で3点目を追加したが、最後は1点差に泣いた。

 2回戦進出を決めた明秀学園日立は大会5日目の第3試合で高知(高知)と対戦する。

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