ソフトB柳田が新フォーム手応え 村松コーチ「タフィ・ローズみたい」

[ 2018年3月23日 08:57 ]

打撃練習を行う柳田
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 ソフトバンク・柳田悠岐外野手(29)が22日、ヤフオクドームでの全体練習で、新フォームから快音を響かせた。バットを頭上で寝かせるように構える形で21日のオープン戦、中日戦(ヤフオクドーム)では2安打をマーク。この日のフリー打撃でも5連発を放つなど、2018年型フォームに手応えをつかんだ。

 明らかな変化だった。フリー打撃前に行ったティー打撃。柳田のフォームを見た村松外野守備走塁コーチは「タフィ・ローズみたい」と表現した。2001年に近鉄でシーズン55本塁打を放つなど、日本球界で通算464本塁打をマークした大砲を引き合いに出した。

 バットを頭上で寝かせて構え、そこから始動する新フォーム。前日のオープン戦、中日戦で試し、2安打を放ったことから「遊びをつくるというか(ボールまでの)距離が取れていい感じかな」と今後も継続する構えだ。打撃ケージ内のネットにバットが当たるほど上段に掲げ、フリー打撃で快音を響かせた。

 オープン戦では10試合で打率・333の成績を残し好調を維持しているが、本塁打はまだ出ていない。試行錯誤を続けながら開幕を見据えているが、ここに来て新たな試み。「ローズを参考?そんなことはないですけど」と笑ったが、現役時代のフォームの動画は以前にチェック済み。「いろいろな人のは見ましたからね」と自身の引き出しを増やしてきたことが、新フォームにつながった。

 3月30日の開幕まで残りのオープン戦は、きょう23日からの広島3連戦のみ。練習前の円陣では工藤監督が「3試合は(シーズンと)同じようにやる。開幕まで1週間、しっかり準備するように」とナインに語った。

 内川、デスパイネが本塁打を量産し、自身も一発が待たれる中、「形は悪くない。大丈夫かなと思います」と柳田。3試合で最後の仕上げに臨み、2015年以来3年ぶりのトリプルスリー達成に向けたシーズンに向かう。

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2018年3月23日のニュース