聖光学院が接戦制し初戦突破 斎藤監督にんまり「勝ちの理想形」

[ 2018年3月23日 12:54 ]

第90回選抜高校野球大会第1日   聖光学院5―3東筑 ( 2018年3月23日    甲子園 )

<東筑・聖光学院>9回表1死二、三塁、聖光学院・横堀は二前に決勝スクイズを決める
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 第90回選抜高校野球大会は23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦が行われ、大会初戦は5年ぶり5回目の出場となった聖光学院(福島)が東筑(福岡)を5―3で下した。

 最終回までもつれた大接戦を制し、聖光学院の斎藤智也監督は「勝つとすればこういう形(接戦)でと思っていたので、勝ちの理想形になってうれしいです」と充実した表情で試合を振り返った。

 同点で迎えた9回1死二、三塁のチャンスで、2番・横堀がセーフティスクイズを決めて、決勝点をあげた。「終盤8回、9回は1アウトでも走者を二塁に置くということで、本当に1番、2番は業師なのでつないでくれたら…と期待していたらその通りになった」と選手をねぎらった。

 背番号11の上石が先発し、3回途中から衞藤、7回からは高坂と3人の継投でつないだ。「完投がベストで、3人の継投を強いられると苦しいと思っていた」が、「上石に(相手打線の)タイミングがあっていたのでやむなし」と継投を決断。衞藤、高坂ともに無失点の好投を見せ、継投がピタリとはまった。

 9回には左翼線の飛球を追った遊撃手と左翼手が接触。落球したが、わずかにラインの外でファール判定となった。「あれがフェアなら完全に負けるパターン。祈るような気持ちで見ていました」と苦笑いを浮かべていた。

 ▼横堀 なかなかバントが決まらなかったけど、最後に決められてよかった。投手陣ががんばっていたので自分がやるべきことをやるだけと思っていた。

 ▼高坂 (最終回のピンチを切り抜け)最後は周りが声をかけてくれたので踏ん張ることができた。

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2018年3月23日のニュース