明秀学園日立・金沢監督 3度目初日の第3試合で「感無量」聖地初勝利

[ 2018年3月23日 19:57 ]

第90回選抜高校野球大会1回戦   明秀学園日立4―3瀬戸内 ( 2018年3月23日    甲子園 )

<瀬戸内・明秀日立>校歌を歌う明秀日立・金沢監督(中央)
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 明秀学園日立の金沢成奉監督は、同校を率いて聖地初勝利を挙げ「甲子園で校歌を1回歌いたいと思っていたので感無量です。明秀日立の金沢としてスタート切って、なかなか甲子園に出られないことが続いた。きょう1歩進んだのはうれしく思う」と感慨深げに振り返った。

 土壇場の逆転劇に「もうちょっとラクしたかったけど、序盤は甲子園独特の雰囲気に選手がのまれていた。力みとか気負いとか普段やらないプレーもあった。“とにかく冷静になれ”“細川に声をかけてやれ”」と言っていました」。

 光星学院監督時代を含めると初日の第3試合は3度目。「なんとか勝ち越したい」と臨んだ一戦で待望の白星をつかんだ。DeNAの細川成也外野手の弟でエースの拓哉には「甲子園は、逃げる奴に冷たい」とハッパをかけ続けた。この日は打たれても制球を乱しても、細川の粘り強さを信じた。「9回に追いついたときは“お前が立ち直ったからこうなった。最後まで逃げない、弱気にならない。延長になってもいい”と言った」。

 監督、選手ともに逃げなかった姿勢が、歴史に名を刻む白星につながった。

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