阪神モレノ“宝刀”チェンジアップ光った 金本監督「あれは合わせにくい」

[ 2018年3月4日 06:41 ]

オープン戦   阪神1―4ソフトバンク ( 2018年3月3日    ヤフオクD )

1回1失点のモレノ
Photo By スポニチ

 「第4の助っ投」扱いではもったいない。オープン戦初登板の阪神・モレノは8回に登場し、1回を無安打に抑えた。失策絡みで1点は失っても最速150キロの直球とチェンジアップのコンビネーションで上々の投球を披露した。

 「コントロールも定まっていたので、悪くなかったと思うよ」

 来日後初めて経験したドーム球場で頼もしい姿を見せた。先頭打者のグラシアルへに対して初球にいきなり150キロ。3球目のカットボールで簡単に二ゴロに打ち取った。続く西田の遊ゴロを糸原が失策。思わぬ走者を背負い、盗塁に梅野の悪送球が重なって三塁まで進めた。川島の右犠飛で不運な1点を奪われた後、釜元は“宝刀”チェンジアップで空振り三振に仕留めた。

 金本監督は「チェンジアップがいいね。ちょっと(ベンチ)裏で映像を見ていたけど、あれは合わせにくいと思う」とうなずいた。現状では1軍4人の外国人枠はロサリオ、メッセンジャー、マテオ、ドリスで埋まっていても“マテ・ドリ”にも劣らない好印象だ。特にドリスはキャンプ終盤から右肘張りや腹痛で調整は順調とは言えない。昨季のセーブ王とはいえ、ウカウカしているようなら…。貪欲な新助っ人が猛アピールを続ける。 (山添 晴治)

続きを表示

2018年3月4日のニュース