阪神・掛布SEA 脳腫瘍から復帰の横田へエール「遠回りが近道に」

[ 2018年2月25日 08:48 ]

横田(右)のランチ特打を見る坂井信也オーナー(左)と掛布雅之氏(左から2人目)
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 阪神2軍の安芸キャンプは24日から最終クールが始まり、掛布雅之シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)が坂井信也オーナーとともに視察に訪れた。脳腫瘍が寛解した横田がランチ特打でフルスイングする姿に「うれしいよ。入院している姿を見ているだけに」と感無量の様子。見届けた86スイングには右翼防球ネットを揺らす柵越えも1本あった。

 元2軍監督として指導した教え子を「あきらめないと思う、絶対」と信頼。焦りが回復を遅らせることを危ぐし、「1年かけるくらいの気持ちで」と勧めた。かつて吉村禎章(現巨人コーチ)が左膝の大ケガから1年以上をかけて復帰した例を挙げ、「遠回りしてもらいたい。それが彼にとって近道になるかも」と強調した。

 今回が3度目の屋外フリー打撃だった横田は「掛布さんに教えてもらったことを思い出してやりました」と喜び、見守った坂井オーナーも「ひと安心」と目を細めていた。 (水口 隆博)

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2018年2月25日のニュース