中日・大野奨、古巣から一発 リード反省「力引き出せなかった」

[ 2018年2月25日 05:30 ]

オープン戦   中日4―6日本ハム ( 2018年2月24日    北谷 )

8回無死、ソロ本塁打を放つ中日・大野奨
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 FA退団した古巣との一戦。ヤジも風も味方に付け、中日・大野奨が移籍後初安打を放った。8回に代打で登場。上沢の初球の高め直球を右翼ポールに直撃させ、「日本ハムの若い連中がヤジっているのが分かった。風(の力)でも入って良かった。一つ結果が出て良かった」とニヤリと笑った。

 9回2死無走者で回ってきた2打席目では一転、フルカウントまで粘った末に8球目を左前へ。2安打を重ね、「一つ一つチームに貢献できる打席を増やすのが僕の役割」と冷静に振り返った。

 反省も忘れない。加入後初めて実戦でマスクを被った9回は丸山が2死から連打を浴び、最後は3ランを被弾。「投手がいかに0点で抑えるかが僕たちの仕事。あいつの力を引き出せなかった」と悔しがった。投手の能力を引き出すリード面を期待されていることを強く自覚。正捕手候補として「ああいう(若手)投手の底上げをしていかないと」とバッテリーでのレベルアップを誓った。 (徳原 麗奈)

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2018年2月25日のニュース