藤浪 右肘張り「今のところは大丈夫」5日ぶりブルペンで55球

[ 2018年2月13日 05:30 ]

ブルペンで投球する藤浪
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 阪神・藤浪が5日ぶりに投球練習を再開し、ブルペンで55球を投げた。「久々のブルペンだったので、凄くいいかと言われれば、そうでもないけど、しっかり投げられたので。投げられたことがよかった。ボール自体もよかったと思う」。既に照準を合わせ直した16日の楽天との練習試合(宜野座)へ向けて階段を上がった。

 6年目で最も早い実戦解禁として7日の紅白戦に登板。右肘に張りがあり、翌8日からはコーチ陣から制限される形でキャッチボールなどでの調整にとどめてきた。登板見込みだった11日のDeNAとの練習試合は回避しても大事ではなく、再開2日目の遠投も距離を伸ばした。

 投球練習の途中には生きた球の目慣らしを目的にブルペンを訪れていた福留を左打席に迎えた。「ブルペン捕手の方に立ってもらうこともあるので、福留さんでも(意識は)変わらない」。直球8球を披露し、主将を何度かうなずかせた。見守った金本監督も「まあ大事を取った感じ。投手の肩肘はこっちもデリケートになる」と心配していなかった。

 投球後の体の状態については「そんなにすぐに(張りは)出ることはない。明日どうか。いまのところは大丈夫です」と説明。13日の第3クール最終日に問題がなければ、実戦準備に入る見通しだ。「そうしたい。実戦に向けてしっかり調整したい」。昨季3勝の不振を踏まえ、今春は先発枠を争う立場。予定が少しだけずれても、先を見据える視線に迷いはなかった。

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2018年2月13日のニュース