大谷獲得「本気」は10〜15球団か 新制度に抜け道…1年目低額契約で譲渡金節約も

[ 2017年11月23日 08:30 ]

大谷特例ポスティングでメジャーへ

生徒にサインボールをプレゼントする大谷。後方は北海道月形町のマスコットキャラクター、ベルデくん
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 【記者の目】大谷の交渉には30球団が参戦する可能性もある一方、ア・リーグ東地区球団の某GMは「本気で欲しいチームは10〜15球団だと思う」と話す。大谷サイドにとって最初の絞り込みは、申請前の文書によるプレゼンだ。

 二刀流に否定的なナショナルズやパイレーツ、近年日本にスカウトを派遣していないエンゼルス、マーリンズなどはここで外れるのでは。大谷人気に急きょ便乗しているチームも削られ、15球団程度に落ち着くはずだ。12月1日(日本時間2日)の申請から10日間、12月11〜14日(日本時間12〜15日)のウインターミーティングが始まる前までが、次の大きなヤマ場となる。

 新制度に関してはNPB側が求めていた、契約内容次第での「撤回権」を盛り込むことはできなかった。譲渡金を減らすべく、最初に低額の1年契約を結び、2年目以降に更新するなど「いろいろ抜け道があるかもしれない」と指摘する代理人関係者もいる。交渉には選手側や米球団側の良心が求められる。(大リーグ担当・奥田秀樹通信員)

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2017年11月23日のニュース