阪神「トラックマン」特別チーム編成 和田TAも運営予定

[ 2017年11月23日 05:30 ]

納会に出席する和田球団本部付テクニカルアドバイザー
Photo By スポニチ

 阪神が来季から本格導入する高性能弾道測定器「トラックマン」システムについて、特別チームを編成することが22日、分かった。球団幹部が「チームでやります」と明言し数人の特別チームの中には、前監督の和田豊球団本部付テクニカルアドバイザー(TA)が入って運営する予定で、V奪還のキーポジションを担うことになりそうだ。

 この日は球団納会に先立ち、首脳陣やスタッフに向けて講習会を開催。和田TAは「これから、どう使っていくかだと思う。現場と編成で、それぞれ使い方があるだろうし、どう生かすか」と様々なデータをとるだけでなく、いかに活用するかを課題に挙げた。

 「トラックマン」は軍事用レーダー式の弾丸追尾システムを応用したもので、投球や打球の回転数、角度、飛距離などが計測できる。大リーグでは全30球団が導入済みで、日本でも巨人、DeNA、ソフトバンク、オリックス、楽天など多くの球団が先駆けて導入。阪神も今季、大リーグ7球団の本拠地を視察するなど本格的に調査を進め、導入が決定していた。

 球団関係者によると、来春オープン戦からの導入を目指しており「他球団も活用しているでしょうから、置いていかれるわけにはいかない」と、他球団の活用方法も調査し、軌道に乗せる構え。課題は、出た数値を分析できる専門家が少ないことで、大学などの専門機関への協力依頼も検討している。

続きを表示

2017年11月23日のニュース