阪神・才木 3度目実戦登板へ 香田コーチ「監督も見たいと」

[ 2017年11月18日 05:30 ]

才木は藤浪(左)の隣でダッシュのスタートを待つ
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 阪神の才木が、竹安とともに、18日の韓国・LGとの練習試合(安芸)に今キャンプ投手陣最多となる3度目の実戦登板を果たす。香田投手コーチは、金本監督の“推薦枠”での起用となったことを明かした。

 「才木、竹安はもうひと叩きいってもらう。監督も投げている姿を見たいと言っているのでね。(実戦で)それだけの内容を見せてくれているから」

 安芸で評価を急上昇させている若虎が、チームとして今キャンプ最後の実戦でも躍動する。5日の紅白戦では3回4失点ながら、直球、フォークを武器に5奪三振で指揮官の目に留まると、11日の韓国・LG戦では先発で3回無失点の快投。来春の1軍キャンプ抜てきだけでなく、開幕ローテーション争いに割って入る勢いで、存在感を示してきた。

 すでに2度、実戦マウンドに上がっていることから、18日は登板しない可能性もあった中、伸び盛りの19歳のさらなる可能性を探るべく金本監督の希望もあって、アピールの場が用意された。

 16日には香田投手コーチから握りを教わったカットボールを試投するなど投球の幅を広げるべく、日々、汗を流す。投球だけでなく、フィールディングでも長い手足を起用に扱い、好守を披露するなど、非凡な才能を次々に披露している。

 今秋の集大成となる舞台で再び力を発揮すれば、来季の大きな戦力として「才木」の名が浮上してくることは間違いない。やって来たチャンスを、一気にモノにする。(遠藤 礼)

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