ソフトB達川ヘッド 捕手甲斐のベストナイン受賞は送球とワンバウンド処理

[ 2017年11月18日 06:45 ]

ベストナイン発表 ( 2017年11月17日 )

 ソフトバンク・甲斐が育成出身捕手として初めてベストナインのタイトルを手にした。昨季までの1軍出場は計15試合だったが、今季初めて1軍のスタメンマスクを被り、103試合に出場。打率・232に止まったが、東浜、千賀をリード。自慢の強肩で盗塁阻止率はリーグ3位の・324、失策はわずか一つだった。

 16日に侍ジャパンデビューを果たした24歳はこの日、東京ドームで行われた練習で汗を流した。「本当に光栄なこと。率直にその言葉しか出ません。これも監督やコーチに試合で使い続けてもらったたまもの」。ゴールデングラブ賞と合わせてW受賞となった。

 工藤監督の喜びもひとしおだ。「何事も一生懸命やろうとしていたし、試合の中で彼の良いところを出せていた」。達川ヘッドコーチも送球とワンバウンド処理を称え、「東浜、千賀と組んで2人で29勝、貯金20。貯金45の半分だよ」と貢献度を強調した。

 ただ、満足はしていられない。鶴岡がFA、斐紹が楽天にトレード移籍。栗原や九鬼が秋季キャンプで工藤塾に入り、猛練習に励む。指揮官は「下の若い子も育ってるし、刺激にしてもらわないと。もっと上を目指してやってほしい」と注文。甲斐は「ベストナインに恥じないよう、もっとチームの信頼を得られるように、オフも気を緩めずに努力したい」と気を引き締めた。

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2017年11月18日のニュース