矢野2軍監督 投手も野手もシャッフル起用へ「大山みたいにチャンス広がる」

[ 2017年11月18日 05:30 ]

練習を見守る矢野2軍監督
Photo By スポニチ

 阪神・矢野2軍監督が17日、来季から指揮を執るファームの実戦で、投手、野手を問わず「本職」以外のポジションを経験させることを示唆した。可能性およびチャンスを広げることはもちろん「経験することで勉強になる」とシャッフル起用の意図を明かした。

 「(ポジションが)2つ、3つ、大山みたいにあれだけ守れればチャンスは広がる。ピッチャーでいえば、今年の岩崎なんかは中継ぎを経験して、すごく勉強になったと思う」

 出場機会の幅を広げるために複数ポジションや展開に備えるのは珍しくないが、指揮官ならではの狙いが、そこにある。「先発投手が中継ぎを経験すれば“みんながつないでくれたものをムダにできない”と思える。逆なら、先発は“一週間でコンディションを整えるのが難しいな”とかね。経験することで絶対に勉強になる」と、その立場に立つことでのメリットを強調した。

 野手にも同じことが言える。内、外野を経験することで中継プレーなどの考え方も変わり、そのポジションの大変さもわかる。矢野2軍監督は「2軍だからトライできることもある」と積極的だ。来季は“あの投手が先発なの!?”といったサプライズが見られるかもしれない。(巻木  周平)

続きを表示

2017年11月18日のニュース