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完全復活を遂げた大谷 シーズン終盤にわざわざ投手復帰したワケ

マウンド上で吠える大谷
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 ケガに苦しんだ二刀流5年目。日本ハム・大谷は完全復活を遂げたと言っていいだろう。9月21日のソフトバンク戦では最速162キロをマークし、6回1失点で今季2勝目。中1日で臨んだ同23日のロッテ戦では決勝アーチを放った。

 ここまで復活できた要因はコンディションの向上。これに尽きるだろう。開幕直後に左太腿裏を肉離れし、リハビリ開始当初のこと。太腿裏を鍛えるトレーニングのレッグカールで、左足は故障前の「7割程度」の重量しか上げることができなかったという。左右の足の筋力差は故障の再発につながる恐れがある。そのため、実戦復帰は当初発表された約6週間より大幅に遅れ、打者復帰できたのが6月末だった。

 転機は投手復帰戦だった7月12日のオリックス戦だろうか。1軍で発揮する「出力」を確認し、そこから打者出場を続けながら投手調整を再度進めた。1カードに1度のペースでブルペン入り、同時にランジやメディシンボールスローなど下半身を鍛えるメニューを多く取り入れるようになった。白水直樹コンディショニング担当は「重心を低くして下(半身)を使う動きができるようになった。筋力に動きがマッチしだしてきた」と説明。焦らず、じっくりと下半身を鍛え直した。

 では、なぜ、大谷はシーズン終盤にわざわざ投手復帰したのか。栗山監督の言葉に答えがある。大谷はあくまでも二刀流プレーヤー。栗山監督は「今年中にやらないといけないことを含め、(復帰時期は)最低限この辺りだった」と言う。投手復帰2戦目だった8月31日からは大きく日程を空けず3試合に登板。あと1試合に投げ、今シーズンは計5試合に投げる計算だ。もし大事を取って今季一度も登板させなかった場合は、真剣勝負のマウンドから半年近く遠ざかることを意味する。指揮官は「投げなければ不安だろ」と言ったこともあった。大谷の将来を見据えた親心がそこにはある。

 大谷は今オフには昨年の日本シリーズで痛めた右足首の手術を受ける見通しで、すでにポスティングシステムを利用して大リーグへ挑戦する意思を固めている。次回登板が今季、そして日本最後のマウンドとなる。コンディションは万全で、球数制限は解かれる。DH解除の「リアル二刀流」が見られる可能性もある。大谷のコンディションはそれほど万全さを取り戻している。(記者コラム 日本ハム担当・柳原 直之)

[ 2017年9月25日 10:45 ]

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