センバツ、タイブレーク導入決定 事務局「夏も導入の方向」

[ 2017年9月20日 05:30 ]

 日本高野連は19日、大阪市内で選抜高校野球大会の運営委員会を開き、来春の第90回記念大会からタイブレーク制導入を決めた。延長13回から実施する。

 今春のセンバツでは春夏通じて初めて1大会で2試合が延長15回引き分け再試合となった。選手の健康管理や大会日程の円滑な消化といった観点から、導入の機運は高まっていた。竹中雅彦事務局長は「ベストではないと思っている」としながらも「発展途上の高校生の体を守るため。国際大会でも実施されており、導入の時期が来ている」と説明した。13回は、過去5年の延長戦で12回決着が8割を占めた統計を踏まえた。

 今後は実施方法の議論を深めるが、国際大会の流れをくむ「無死一、二塁から継続打順」が有力だ。実施方法は11月24日の理事会で決まる。決勝戦のタイブレーク導入は決まっておらず、こちらは再試合となる見通しだ。

 来年で第100回を迎える夏の甲子園での導入についても、同事務局長は「夏も導入の方向」とした。夏の地方大会での導入を含め議論を重ねる。

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2017年9月20日のニュース