ソフトB、逆転で首位攻防戦勝ち越しも…「マイナス0・5差」で首位お預け

[ 2017年7月2日 17:10 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―4楽天 ( 2017年7月2日    Koboパーク宮城 )

<楽・ソ>8回1死満塁、中村晃の中前適時打を喜ぶ工藤監督と手前でがっくりする松井裕
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 楽天―ソフトバンクの首位攻防第3Rは、ソフトバンクが2点を追う8回に4安打で4点を挙げて5―4で逆転勝ちし、カード勝ち越しを決めた。ソフトバンクは前日にゲーム差0・5に迫っていたが、この日の勝利でも勝率・645と、楽天の・657を上回れず、1位と2位のゲーム差が「マイナス0・5差」となる珍現象が起きている。

 ソフトバンクは楽天先発の岸に7回まで松田のソロ本塁打による1点に抑えられていたが、1―3の8回1死から川崎の右二塁打と四球で一、二塁とすると、柳田の右前適時打で1点差。この場面で登板した楽天守護神・松井裕を相手に敵失で満塁とすると、松田の右前適時打で試合を振り出しに戻した。ソフトバンク打線の勢いは止まらず、なお1死満塁から続く中村晃が中前へ2点適時打を放ち、勝ち越しに成功した。

 先発のバンデンハークは初回に連打で先制を許すなど6回5安打3失点。7回2死三塁から3番手で登板し、ペゲーロを見逃し三振に仕留めたモイネロが4球で来日初勝利を挙げた。9回を締めたサファテが24セーブ目。

 楽天は先発の岸が8回途中122球の力投も、継投策が裏目に出た。1点リードの8回1死一、二塁から守護神・松井裕をマウンドに送ったが、3本の適時打を浴びて逆転を許した。その裏にウィーラーの17号ソロで1点差に迫ったが、9回はサファテの前に無失点に終わった。

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