ロッテ加藤 初4打点 サントスと新1、2番コンビ真っ赤に燃えた

[ 2017年7月2日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ7―3日本ハム ( 2017年7月1日    ZOZOマリン )

<ロ・日>勝利をヒップアタックで喜ぶ(左から)加藤、岡田、サントス
Photo By スポニチ

 ロッテの2番打者が輝きを放った。日本ハム戦の連敗を7でストップ。立役者は加藤だ。4月8日以来の2号2ランを含む2安打を放ち、プロ5年目で初の4打点を記録した。

 「前の打者が塁に出てくれるので感謝したい。なかなか打てないので、僕の本塁打を見られてみなさんラッキーだと思います」。3回に左犠飛で先制点を奪うと、5回には2死一塁から右越えにアーチを架けた。3試合連続の2番での先発出場。1番に座る俊足のサントスが一塁走者だったこともあり「走られたくないと、甘い直球系が来ると思った」。読み通り、初球の142キロ直球を捉えた。6回にも中前適時打。4安打のサントスとの新1、2番が機能した。

 自身初めて開幕1軍切符をつかみながら、5月3日に不振により2軍落ち。両打ちで内容が悪かった左打席の改善のため、逆方向へ強い遊ゴロを打つことを心掛けバットの出方を修正した。家に帰れば、昨年結婚した愛妻が食事面での献身的なサポートを続けてくれた。苦手だった野菜もスープに入れるなどアレンジレシピのおかげで克服し「感謝してもしきれない。プレーで恩返しするのが一番」と語気を強めた。

 8回無死満塁では一ゴロ併殺打に倒れ「詰めが甘いのが僕だな」と苦笑い。期待値が高いからこそ、伊東監督も「貪欲にいってほしい」とさらなるレベルアップを求めた。この日、ZOZOマリンから14キロ離れた鎌ケ谷では日本ハムの大谷翔平が投手として実戦復帰。「(大谷に)勝っているのは年くらい。僕は僕でチームに求められた仕事をしたい」と笑った26歳の加藤翔平が、自分らしくヒーローになった。 (町田 利衣)

 ▼ロッテ・サントス(今季2度目の4安打)4度出塁したが、一番うれしいのはチームが勝ったこと。貢献できてよかった。

続きを表示

この記事のフォト

2017年7月2日のニュース