張本氏 青木初登板に喝「草野球じゃない」 斉藤和巳氏はあっぱれ

[ 2017年7月2日 09:58 ]

野球評論家の張本勲氏
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 野球評論家の張本勲氏(77)が2日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に生出演。米大リーグ、アストロズの青木宣親外野手(35)が6月30日のヤンキース戦で日米を通じてプロ初登板したことについて「喝!」を出した。

 青木は劣勢となった4―10の9回から6番手として登板。1イニング(20球)を投げ、1安打2四球3失点(自責点3)だった。

 張本氏は青木初登板のVTRが明けると、すかさず「喝!」。「青木を起用した監督。青木にも喝。草野球じゃないんですよ」とまくし立てると「アメリカ野球にもがっかりしたねぇ…こんな野球やっちゃダメだよね」と落胆を隠さなかった。司会の関口宏(73)は「捨て試合だし…」としたが、張本氏は「関係ないよ。(観客は)入場料払ってるんだから。それ全部返還した方がいい。青木も断らなきゃ」と怒り心頭だった。

 一方、この日ゲスト出演した元ソフトバンクの斉藤和巳氏(39)は「メジャーは日程的にも過密。監督も苦渋の決断だったと思う。自分は逆に青木選手に“あっぱれ”です」と称賛。青木はリーグ最多27本塁打のジャッジから空振りを取っており「4番バッターにも空振り。空振りを取ったっていうのが“あっぱれ”」と評価した。

 張本氏は、1996年のプロ野球のオールスターでイチローを投手として送った全パの仰木監督に、全セの野村監督がバッターには投手の高津を立たせたことを例に挙げると「今回ね、マー君(田中将大)が向こうのベンチにいたから、マー君をバッターボックスに立たせれば“あっぱれ”をやろうと思った」と一言。これには共演者からも笑いが起こったが、張本氏は「あんなふざけたことされたんじゃアメリカ行く人いなくなるよ」と怒りが収まらないようだった。

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2017年7月2日のニュース