阪神 新助っ人ロジャース獲得を発表 球団本部長「打つことに期待」

[ 2017年7月2日 05:30 ]

 阪神は1日、新助っ人のジェイソン・ロジャース内野手(29=パイレーツ3A)の獲得を発表した。

 基本的には今季終了までの契約で、成績に応じて付帯条件が付く。背番号は未定。今月上旬に来日し、入団会見に臨む。就労ビザ取得の関係から、対外試合出場は早くても球宴明けの17日以降となる見込みだ。

 高野栄一球団本部長は「選択肢が、そんなにたくさんあったわけではないのは事実。その中で監督とも相談して打てる選手をということで獲得しました。打つことに期待を寄せて獲りました」と獲得に至った経緯を説明。その上で「タイプは中距離から長距離ヒッター。成績を見てもらえば分かる通り、そこまで超・本塁打打者タイプではないと思いますが、日本では本塁打を打てる能力はあると思います」と長距離砲としての働きに期待を寄せた。

 1メートル85、117キロの巨漢ながら、広角に打ち分ける柔軟なバットさばきと、一発長打を秘めるパワーを併せ持つ。守備位置は主に一塁手で、メジャーでは三塁、左翼を守った経験も持つが、映像を見た指揮官は「あの体形では一塁しか無理やろう」と話しており、一塁起用する方針を固めている。 (惟任 貴信)

 ◆ジェイソン・ロジャース 1988年3月13日生まれ、米ジョージア州出身の29歳。コロンバス州立大から10年のドラフト32巡目でブルワーズ入団。14年9月2日のカブス戦でメジャーデビュー。15年は86試合で打率・296、4本塁打、16打点をマークし、同年オフにトレードでパイレーツに移籍した。メジャー通算117試合で48安打4本塁打18打点の打率・258。今季のメジャー出場はなく、3A69試合で73安打9本塁打34打点の打率・289。1メートル85、117キロ、右投げ右打ち。

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2017年7月2日のニュース