“岸の師匠”石井一久氏「ドキドキ」観戦 重圧の中、みんなに安心感与えた

[ 2017年4月10日 10:20 ]

パ・リーグ   楽天4―1ロッテ ( 2017年4月9日    ZOZOマリン )

西武時代の岸(右)と石井氏
Photo By スポニチ

 スポニチ本紙評論家の石井一久氏が、ZOZOマリンスタジアムを取材で訪れ、西武時代の同僚で師弟関係にあった楽天・岸の移籍初登板を見守った。自身もFA移籍を経験し、昨オフは移籍に悩む岸の相談にも乗った間柄。愛弟子の勇姿はどう映ったのか。

 岸は見ての通り、いつも飄々(ひょうひょう)とした感じだが、新チームでの初登板はプレッシャーがあったと思う。ましてや、インフルエンザで開幕戦をスキップしていた。僕もFA移籍を経験したので分かるが、期待に応えないといけないという選手はもちろん、岸を獲得しようと思った球団の人もプレッシャーを感じていたと思う。

 この日は試合中も雨が降り続く、投手には厳しいコンディションだったが、しっかり試合をつくったのはさすが。改めて岸の精神的な強さを確認できた。6回1失点は、岸本人だけでなく、球団、ファン、みんなに安心感を与える初登板だった。僕自身も、子供の運動会よりドキドキして見ていた。雨の中での投球。また風邪をひくのではないかと、そっちの方が心配です…。 (スポニチ本紙評論家)

続きを表示

2017年4月10日のニュース