由伸巨人　首位陥落…終盤の継投策ことごとく裏目「最善の策と」

セ・リーグ   巨人３―４阪神 （ 2017年4月9日    甲子園 ）

＜神・巨＞８回無死、森福は上本に勝ち越しソロを浴びぼう然
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　巨人は終盤の継投策がことごとく裏目に出た。７回、３―１と逆転した後の２死二、三塁の好機。高橋監督は先発の大竹寛に代打を送らず、続投を選択した。

　しかし、大竹寛はその裏に北條に同点２ランを浴びた。右腕は「勝ち越してもらったのに、あの本塁打で台なしにしてしまった」と肩を落とし、指揮官は「（続投は）最善の策と思って選択した。結果として負けているので何を言われても仕方ない」と険しい表情を浮かべた。

　７回途中から救援した森福の「イニングまたぎ」も裏目に出た。８回は２番から始まる打順。３番・糸井、４番・福留は長打力のある左打者で「左キラー」に託した。ところが、右打者の２番・上本に勝ち越しソロを被弾。昨季まで所属したソフトバンクでは主に対左打者のワンポイントリリーフを任されていた。５０試合に登板した昨季、イニングをまたいだのはわずか２度で「しっかり次のイニングに入ったつもりでしたが、悔しい１球です」と振り返った。チームは開幕から３カード連続の勝ち越しを逃し、首位から陥落した。　（重光　晋太郎）