中日・吉見　好投も援護なく…森監督「体が持ちませんわな」

セ・リーグ   中日１―２ＤｅＮＡ （ 2017年4月9日    ナゴヤドーム ）

＜中・Ｄ＞６回２死一塁、梶谷（右）に逆転２ランを打たれた吉見
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　１球が命取りになった。中日の先発・吉見は５回まで１安打投球だったが、１―０の６回２死から桑原に右前打を許すと、続く梶谷への初球、直球をバックスクリーンに運ばれる逆転２ランを被弾。７回４安打２失点も２敗目を喫し「結果からいくとあの１球が…。悔やまれる１球になった」と唇をかんだ。

　６回６失点だった前回２日の巨人戦から修正し、低めに加えコーナーを丁寧に突く投球で無四球７奪三振。「下を向いていても一緒。反省して次に生かす」と気持ちを切り替えた。森監督も「このまま続けてくれれば勝ちに結びつくでしょう」と期待を込めた。

　ただ、打線が新人・浜口に７回途中まで７安打を放ちながら、わずか１得点。４回１死満塁では京田、木下拓が連続三振に倒れるなど、毎度おなじみとなった「あと１本」が出なかった。指揮官は「取らなくちゃいけないところで取れないのが敗因」と嘆き節。勝てば最下位脱出のチャンスを自ら手放し、新人に初勝利を献上。「こんな試合をやってたら、体が持ちませんわな」と、ため息が止まらなかった。　（徳原　麗奈）