平沢待望オープン戦1号「振ったら飛んでいった」

[ 2017年3月16日 05:30 ]

オープン戦   ロッテ2―2ヤクルト ( 2017年3月15日    神宮 )

<ヤ・ロ>5回無死平沢は本塁打を打ち出迎えを受ける
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 打球は放物線を描き、右翼席に突き刺さった。ロッテ・平沢が待望のオープン戦1号ソロだ。「たまたまです。振ったら飛んでいった」。1点を追う5回。先頭で山中の直球を完璧に捉えた。

 15年のドラフト1位は崖っ縁にいた。試合前の時点で打率・125だが、3試合ぶりに先発出場した。下手投げの山中に対し、伊東監督は「あのタイプは左が攻略しないといけない」と3回無死一塁でも右前打を放ち、オープン戦初のマルチ安打も記録した。

 昨季、遊撃でベストナインに輝いた鈴木が二塁にコンバート。遊撃レギュラーの争いは事実上、中村と平沢の一騎打ちだ。伊東監督は「チャンスは十分にある」と話し、平沢も「(中村)奨吾さんに食らいついていきたい」と意気込んだ。昨年は3月13日に2軍降格した若武者が、初の開幕スタメンにまい進する。 (川手 達矢)

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2017年3月16日のニュース