日大三の「デカプリオ」 金成が春の主演予告弾!「気持ち良かった」

[ 2017年3月16日 05:30 ]

<センバツ甲子園練習>フリー打撃でさく越えを放つ日大三・金成
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 第89回選抜高校野球大会(19日から12日間)の甲子園練習第2日が15日に行われ、11校が調整した。今大会注目のスラッガーの一人、日大三の「デカプリオ」こと、金成麗生(れお)内野手(3年)はシート打撃で右中間中段へ推定125メートル弾を放って、周囲の度肝を抜いた。16日の甲子園練習最終日には早実が登場する。

 球場中の視線が、その打球の行く先にくぎ付けとなった。甲子園練習のシート打撃。金成の打球が鋭い弾道で右中間中段に着弾すると、練習を見学していたファンから思わず拍手が起きた。

 「気持ち良かった。あの打球がこれから何本も出ればいい」と初の聖地を満喫した。「れお」という名を俳優のレオナルド・ディカプリオに引っかけたあだ名は「デカプリオ」。1メートル93、101キロの体格も、憧れの甲子園グラウンドに立つと目をキラキラさせて「小さい頃から行きたいと思っていた場所にようやく立てた。スタンドに包まれている感じでグラウンドは狭く感じた。感激しました」と笑った。

 1回戦は大会初日の19日、優勝候補の筆頭とも言われている履正社がいきなりの相手だ。それでも「周りからは履正社か…とか言われたけれど、決まった時はやってやろうと燃えた」と頼もしい。相手投手陣も研究に余念がなく、すでに打ち崩すプランは頭に描いている。大注目の早実・清宮とともに、東の大砲・金成の春もいよいよ幕を開ける。 (松井 いつき)

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