やっぱりダメ?「大谷にも例外なく25歳ルール適用」米記者がレポート

[ 2016年12月7日 09:50 ]

大谷翔平 (AP)

 米国のNBCスポーツなど複数メディアは6日、大リーグ機構が日本ハムの大谷翔平(22)を特別扱いする考えがないと報じた。

 来季終了後にも大リーグ挑戦かとささやかれている大谷。しかし、FOXスポーツのケン・ローゼンタル記者は自身のツイッターで「大リーグ機構が各球団の国際スカウトと面談。そこで機構側は“大谷に対する例外措置はない”と語った」とレポート。もし、これが事実なら日本の二刀流スターにも「25歳ルール」が適用されることになる。

 大リーグでは米国、カナダ、プエルトリコ以外のドラフト対象外となる国際選手の獲得に、年齢制限とともに、年俸を含めた契約総額の制限が決められている。年齢は旧協定では23歳未満。しかし、先日に締結した新協定では25歳未満に引き上げられ、1球団あたりの契約総額も500万ドル(約5億7000万円)から600万ドル(約6億8400万円)程度に抑えられることになった。

 この「25歳ルール」の決定に米国の各メディアは反応。大谷のメジャー移籍が3年先延ばしになる可能性を指摘し、「大谷は2019年までメジャーで見られない。19年までなら契約総額は600万ドルに満たない。ポスティングシステムでの移籍なら2億5000万ドル(約285億円)以上だ」と報じた。

 だが、「日米間選手契約に関する協定」が結ばれている日本野球機構(NPB)所属の選手には、この新協定は適用外と見られており、適用されるのは、両国間で協約のない国、主にキューバ選手となる見込みということで“一件落着”のはずだった。しかし、ここにきてローゼンタル記者のレポート。ヤフースポーツは「大谷のメジャー挑戦はリーグにとって有益。機構側もそれを認識してほしい」と記事を結び、厳格な大リーグ機構の姿勢を嘆いている。

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2016年12月7日のニュース