宮西 2死満塁のピンチも“もうええわ”開き直ってS

[ 2016年10月27日 05:42 ]

SMBC日本シリーズ2016第4戦 ( 札幌D )

<日・広>9回2死満塁 丸を空振り三振に打ち取りガッツポーズの宮西
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 不思議なものだ。2点リードの9回に救援した日本ハム・宮西は2死満塁にされた。絶体絶命のピンチ。3番・丸に2ボール2ストライクとしたところで開き直った。

 「それまで“大事に”と思っていたが“もうええわ”と思った。3ボール2ストライクになった方が打ち取れると思った。今年はスライダーでここまでやってきた。スライダーを信じて投げた」

 スライダーはボールとなり、フルカウント。それでもスライダーを投げた。外角低めのボール球を振らせて三振。ガッツポーズし、1死の場面で右翼への大飛球をスーパーキャッチした岡を見つけると「あれが全てだった」と抱き合った。

 普段はセットアッパーだが、守護神マーティンが左足首捻挫で離脱し、9回を任された。パ歴代最多232ホールドをマークしている男でも「改めて最後の1アウトが難しいと分かった」と言う。6回からバース、谷元とつなぎ、最後を締めた宮西は「(先発の)高梨は初回から飛ばしていたし、このチームはつなぎながら接戦を勝つ」と胸を張った。(横市 勇)

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2016年10月27日のニュース