西武ドラ4鈴木 秋山のシーズン最多216安打目標だ

[ 2016年10月27日 06:16 ]

西武の前田スカウト部長(左)と安達スカウトに囲まれ、笑顔を見せる鈴木将
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 西武からドラフト4位指名を受けた静岡高の鈴木将平中堅手(18)が26日、同校で球団の前田俊郎育成アマ担当部長と安達俊也スカウトからあいさつを受けた。両スカウトには「僕は、どういうタイプになるのがいいですか」と質問。前田部長から「1番か3番を早く打てるように」と期待を掛けられた。思い描いていた通りの言葉が聞けて、真っ先に思い浮かんだのが秋山だった。

 「まずは教えていただく。そのためにも競うというより、早く同じラインに立つ」と気を引き締め、言葉を続けた。「秋山さんのそういうところを目標にしてやっていきたい」。“そういうところ”とは、秋山が昨季記録したシーズン最多安打の216本を超えることだ。

 50メートル走5秒8で、広角にも打てるアベレージヒッター。高校通算21本塁打と長打力もある。U―18高校日本代表として出場した第11回BFE アジア野球選手権(台湾)の香港戦では、右翼越え2ランを放つなど打率・381を残して木製バットへの対応力も示した。

 安達スカウトは「躍動感のあるプレースタイルが良い」と評価する。春先から5回以上プレーする姿を見続けてきた前田部長も「U―18に関係なく評価していたし、まさか4位で名前が残っているとは思わなかった。体が小さくてタイプ的には(マリナーズの)青木かもしれないが、秋山を追いかけてもらいたい。安打記録、首位打者も狙える」と強調。鈴木は「“鈴木将平”をアピールしていきながら走ることやバットコントロールという武器を見せていきたい」と意気込んでいた。

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2016年10月27日のニュース