幻に終わった「ワイルドシング」チャーリー・シーン始球式

[ 2016年10月27日 05:30 ]

ワールドシリーズ第1戦  ( 2016年10月25日    クリーブランド )

始球式を行ったロフトン氏(AP)
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 クリーブランドでの第1戦。ファンの間からは、映画「メジャーリーグ」でインディアンスの投手、「ワイルドシング」ことリッキー・ボーンを演じたチャーリー・シーンを始球式に呼ぼうという声が上がったが、実現しなかった。一説によると、シーンがチャーター機と1万ドル(約104万円)のギャラを要求したからという。結局、90年代に俊足の1番打者として活躍したケニー・ロフトン氏で落ち着いた。

 MLBが人選するワールドシリーズの始球式。もう一人噂されている人物がいる。悲劇のカブスファン、スティーブ・バートマンさん。03年のナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦で、ファウルフライに手を伸ばして妨害してしまい、カブス敗退の元凶とされた人物だ。

 ヤギの呪いを解き、71年ぶりに進出したことで、彼を表舞台に立たせてあげようという意図だ。前日会見では相手のイ軍・キプニスがシカゴの同じ高校の出身であることを明かし「ぜひ彼を呼んでほしい」と訴えた。一方、友人は「彼のことはそっとしておいてほしい」と否定的。果たしてシカゴで悲劇のファンは登場するのか――。 (奥田秀樹通信員)

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2016年10月27日のニュース