42歳イチロー 43歳投手と最年長対決は1安打

[ 2016年9月2日 05:30 ]

<メッツ・マーリンズ>2回、後続の安打で三塁を回る際、歩幅が合わずオットト…のイチロー(AP)

ナ・リーグ マーリンズ2―5メッツ

(8月31日 ニューヨーク)
 マーリンズのイチロー外野手(42)が31日(日本時間1日)、メッツ戦で43歳右腕コローンと今季初対決した。投手と野手の「メジャー現役最年長対決」。2回、甘く入ったシンカーを痛烈に右前へはじき返した。

 コローンは多彩な球種を操り「(頭を)使いますよ」と実力を認める難敵。2回の安打から先制のホームを踏んだが、その後は凡退し、3打数1安打だった。これで投手別の対戦数では、ラッキー(カブス)の130打席に次いで多い通算118打席となった。今季も12勝と老かいな投球術を見せる右腕を「審判を巻き込むピッチャーですからね、それが厄介」と評し、凡退を悔しがった。

 中堅守備でも年齢を感じさせないプレーを見せた。オズナの負傷交代で中堅に回った5回、グランダーソンの放った大飛球が右中間へ。「ここは風が吹くからフライは基本怖いです」としながらフェンス際でジャンプして好捕。「センター、しばらくやっていないからね。感覚がそもそもなかった」と話した。

 42歳が孤軍奮闘もチームは5連敗。ワイルドカード争いでは2位のカージナルスと3・5差。逆転進出にはイチローの活躍が欠かせない。(ニューヨーク・笹田幸嗣通信員)

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