ソフトB痛すぎ…柳田が右手薬指骨折 シーズン絶望、CSも微妙

[ 2016年9月2日 05:30 ]

<西・ソ>3回無死、炭谷の打球に飛び込み好捕するも、負傷した右手を表情をゆがめながら見つめる柳田

パ・リーグ ソフトバンク9―2西武

(9月1日 西武プリンス)
 パ・リーグ3連覇を目指すソフトバンクに衝撃が走った。柳田悠岐外野手(27)が1日、西武戦(西武プリンス)で右手薬指を負傷。埼玉県所沢市内の病院で右第4指末節骨の骨折で全治6週間と診断され、レギュラーシーズン中の復帰は絶望的となった。

 「3番・中堅」で出場し、3回の守備で炭谷の放った飛球を滑り込みながら捕球した際に右手薬指に打球が当たった。4回に回ってきた打席では見逃し三振に倒れた。工藤監督に「無理です」と申し入れ、4回裏の守備から退いた。病院から球場に戻った柳田は「こうなった以上は治療に専念するしかないか」と問われて、「そうですね。それ以外にないです」と答えるのがやっとだった。

 右第4指末節骨は右手薬指の先で、打撃だけでなく守備でも送球に影響が出る。診断通りに完治すれば、復帰は10月中旬ごろ。10月8日に開幕するクライマックスシリーズ(ファーストステージは8~10日、ファイナルステージは12~17日)に出場できるかも微妙だ。

 チームは2位・日本ハムと0・5ゲーム差のデッドヒートを繰り広げているが、柳田は直近6試合で5本塁打、15打点と絶好調だった。工藤監督は「痛いことこの上ないよ。でも、なってしまったことは仕方ない」と表情を曇らせた。

 優勝マジック点灯に8度目の挑戦となったこの日は勝利も、日本ハムも勝ち、またもお預け。そんな中、昨季トリプルスリーを達成した中軸の離脱はあまりにも痛い。この日は柳田に代わり途中出場した福田が適時打を放つなど12安打9得点。この苦境は全員でカバーして乗り切るしかない。

 ≪最短2日にもM20≫首位ソフトバンクと2位日本ハムがともに勝ちソフトバンクの優勝マジック点灯は2日以降に持ち越し。ソフトバンクが楽天に勝つか引き分け、日本ハムがオリックスに敗れればM20が出る。

続きを表示

この記事のフォト

2016年9月2日のニュース